エイシンイワハシル

兵庫悲願の初Ｖを決めるのは俺だ。ハイレベルな道営で重賞３着（栄冠賞）という実績を引っさげて、鳴り物入りで転入。初戦の兵庫ジュベナイルカップでいきなりからやってくれた。器用な立ち回りから、力強く抜け出して優勝。存分に力を誇示し、センスの良さもアピール。ネクストスター園田では好位からねじ伏せての完勝劇。確かな地位を築いた。相手は強化されるが、そんなことは知ったことではない。エース格として、狙うはＶのみだ。

エイシンリガーズ

スピードの絶対値は屈指の存在だ。こちらもまた道営からの転入組。ホッカイドウ時代には栄冠賞（４着）、サッポロクラシックカップ（３着）など、重賞で好戦。２戦目で負かしたスペシャルチャンスは後にネクストスター門別を優勝。素質は相当なもの。こちらでの転入初戦となった認定戦ではきっちり勝利。ネクストスター園田では３着も、テンの速さは絶品だった。距離慣れもさらに見込めるし、本領の快足を武器に大暴れを狙う。

クリスタルピット

確かな経験を糧に上位をうかがう。初勝利には４戦を要したが、着実に一歩ずつ前進。使うごとにレースぶりは良化。９月の園田プリンセスカップではハイレベルなホッカイドウ勢の存在もあり、７番人気という低評価に甘んじたが、結果は３着と奮戦。上がりナンバー２の末脚から追い上げた。戦歴からは決して派手さはないが、常にまとめてくる末脚は地力の証。ＪＲＡ、他地区勢は強力そのものでも、己の磨き上げた脚を信じるのみ。

サザンウォリアー

将来性豊かな逸材であることは間違いない。ポテンシャルの高さは折り紙付き。新馬勝ち当時は線の細い印象だったが、休みを経て馬体はパワーアップ。まだまだ成長の余地を残すが、明らかに体付きは良くなっている。前走のネクストスター園田はキックバックを嫌がり、若さを見せての５着。経験不足を露呈させた。しかし、一戦ごとの上積みは大きく、伸びしろは十分。前走の認定戦の圧勝劇がその証拠。好素質馬がさらに輝きを増す。

ゴッドフェンサー

秘めた素質は一級品だ。５００㌔超えの雄大な馬体を誇り、馬っぷりの良さは際立つ。デビュー戦を１分３１秒７の好時計で制し、早くから注目を集めてきた。重賞では兵庫ジュベナイルカップ５着、ネクストスター園田４着など、決して崩れているわけではないものの、ただ、それでも納得できないのは高い評価の表れ。完成はまだ先でも経験を積み、一歩ずつ進化を遂げていく。遙かな高みを目指すべく、地力強化あるのみだ。

アングレ

絶品のレースセンスを誇る。新馬戦は２着に敗れたが、２戦目の認定戦では完勝といえる内容で初白星を挙げた。そして、今まで以上に評価を高めたのは兵庫ジュベナイルカップ。結果は３着でも、内容自体は優秀。流れの中で早め先頭へ立たされる厳しい展開の中でもしぶとさを見せた。力があるからこそのパフォーマンス。不発に終わったネクストスター園田（７着）のみで評価を下げるのはナンセンス。存分に巧者ぶりを発揮したい。